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はじかれ人の呟き

無職、独身、友達ナシ、低学歴、貧乏、障害アリ。社会からはじかれた男のブログ。

2018年01月の記事

病院でたまに見かけるうるさい人


今日もまた病院へ行ってきた。
一昨日とは違う病院へ行ってきた。一昨日は薬をもらうために、今日は甲状腺の検査をしに出掛けた。
手術後になんとなく喉を触っていたら、片方だけ少し腫れていたようだったので見てもらい、それから半年ごとに検査をしてもらっている。

別に何も変わりもなく、細胞診検査や血液検査でも異常がなかった。こんなことを4年も続けているが、何も悪くもないので、検査をすることも無駄のような気がするがどうなのだろう。先生は定期的に検査をすることを進めるが、少し疑問を感じてきた。

そしてまた病院で迷惑な奴に遭遇してしまった。
朝、受付開始まで待っていた時の事。
7時半ごろに病院へ入ると既に30人ぐらいの人が椅子に座って待っていた。
受付開始が8時なのでまだ30分は待たなければならない。
いつもの事だがもう4年もこんなことをしているし、まだまだずっと続くのだ。

そして15分ぐらいが過ぎた頃、一人のおじいさんが杖を突き背中を丸めて入ってきた。
80歳は過ぎているように見えた。そのおじいさんは最後尾の席に案内された。その時も威勢のいい声を出して案内係の女性に話しかけていた。
「おう、どこにすわりゃあいいんだい!ねいちゃんよ!」
声がでかい。
案内係の人が説明すると、返事も馬鹿でかかった。
「ああ、わかった、わかった!」

それまではみんな静かに待っていたので、余計目立った。と言うよりも少し迷惑だった。
病院なのでそんな威勢よく来られても困る。中には本当に深刻な状況の人もいるはずだ。
私もそういう時があったから尚更控えて欲しいと思った。

そしてその爺さんは、席に着き今度は隣の席の人に話しかけ始めた。
「寒いね~、年寄りにはこたえるね」
と爺さんが話しかけた。
「そうですね。寒いですね」
隣の席のやはり80前後に見えるおじいさんが答えていた。
「なんか風邪っぽいようだからね、診てもらいに来たんだけど病人だらけだね~」
当たり前だ。病院なのだからと私は思った。
相変わらず待合室中に爺さんの声が響き渡っていた。

うるさい爺さん  「もう俺なんか歳だからさ。大変だよここに来るのもさ」 
隣りの人     「そうですね。私も大変ですよ」
うるさい爺さん  「俺なんかさ、あと半年で90になるんだぜ、全く嫌になるよ」
隣りの人     「いやいや90歳まで元気で生きられるんだから大したものですよ」
うるさい爺さん  「そうかい。無駄に年ばっかくってさ」

確かにそうだなと私は思った。待合室で待っている人の中にも私と同じ事を思った人がいるに違いない。

うるさい爺さん  「お宅なんか、まだ若いからこれからだな!」
隣りの人      「いやいや私はもう92だから、あなたよりも先がないですよ」
うるさい爺さん  「えっ!...」
うるさい爺さんは、言葉に詰まっていた。
私も驚いた。どう見てもうるさい爺さんよりは若く見えてしまう。
身なりもきれいな格好をしているから、なおさら若く見えてしまうのかもしれない。

「そう...ですか。92ですか...お元気ですね」
声のトーンが変わり小さくなった。

うるさい爺さんは、歳を聞くまで自分よりも年下だと思っていたので、威張っていたようだが自分よりも年上で、背筋も曲がっていないのを見て萎縮してしまったように見えた。
それからは、会話もなくなりうるさかった爺さんも大人しくしていた。

私はこの光景を見て、スッキリした気分になれた。
これをいい機会にして、うるさかった爺さんも心を入れ替えて欲しいと思った。とは言ってもあとどのくらい生きるかは分からないが。

しかし同じ年をとるにしても、あのうるさい爺さんのようにはなりたくはないな!
あのぐらいの年なら分かってもいいようなものなのに、今までどんな暮らしをしてきたのかと疑問を感じる。

とにかく、あの隣りの人のおかげで円くおさまって良かった。
今日のヒーローは、あの隣のおじいさんだな!と気分良く思った。

☆彡