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はじかれ人の呟き

無職、独身、友達ナシ、低学歴、貧乏、障害アリ。社会からはじかれた男のブログ。

公園で出会いがあり少しだけ幸せを感じた

朝は雨だったので山へは行かず、久しぶりに少し遠くへ散歩へ行ってきた。

雨はやんだので1時間ほど歩き公園があったのでベンチに腰を掛けて休んだ。

しばらくして子供を自転車の後ろに乗せた30代ぐらいのお母さんがやってきて、滑り台の前に自転車をとめてスマホで誰かと話を始めた。

私のいるベンチから30メートルぐらいの距離で。

私はリックからペットボトルの水を出して飲み始めた。

すると何やら視線を感じたのでそちらを見た。

自転車の後ろに乗っている子供だ。じっとこっちを見ていた。

黄色い帽子をかぶり水色の服を着た女の子だった。たぶん幼稚園児だ。

飲み物に興味を引かれたらしく物欲しそうな視線を投げかけてきた。

すかさずペットボトルをリックにしまった。これでこっちへは興味を失くすはずだと思った。

うつむいていた顔を上げて確認すると、まだ見ていた。すぐに視線を下に向けた。

どうしよう。戸惑ってしまった。

しばらくほおっておけば私への興味を失くして他へ視線を移すに違いないと思ってしばらくじっとしていた。

これであの子もあきらめるだろう。「まったく子供ってやつはお構いなく視線を投げつけてくるからな。こっちだってどうしたらいいか戸惑ちゃうだろうが」と心の中で呟き、また子供を確認した。

「えっ!」 まだ見ていた。

「なんでっ?」そんなに無職独身中年男が気になるのか?それとも不審者のように見えるのだろうか?

仕方なくチラチラと子供の方を見ていたが、覚悟を決めて視線を子供から外さないように我慢した。こうなれば先に視線を外したほうが負けだと思い始め意地を張ってしまった。

私は勝手にその女の子とにらめっこを始めてしまった。

少し眉間にしわを寄せて恐い顔をしてみた。「どうだ、これが無職独身中年男の顔だぞ!恐いだろう。お嬢ちゃんもちゃんとママの言う事を聞いてちゃんとお勉強していい学校へ行っていい会社に就職するか、セレブの男を捕まえて結婚して財産を抑え、離婚しても財産だけは自分のものになるようにいい弁護士を雇わないと将来こんな大人になっちゃうぞ」というようにキッと睨んでみた。(注、ここのところだけはフィクションで後で考えたことです。)
 
ダメだった。まるで反応しなかった。

女の子は口をぽかんと開けて不思議な生き物を見るかのような目をしてまだこっちを見ていた。

「こりゃダメだ」と思い一度視線を外してもう一度女の子を見た。

「あれっ!なんか可愛いな」と思ってしまった。

まんまるの目や少し赤みを帯びた頬っぺたもぷにぷにしていて可愛かった。

自然に笑顔が湧いてしまって思わず小さく手を振ってしまった。

女の子は目をパチリとして驚いていたが、かまわずにやけた笑顔を送り続けた。

そのうちお母さんの電話も終わり女の子との時間も終わりを迎えた。

帰り際、去って行く女の子を見たら笑顔で手を振っていた。

えっ!て思ってしまった。まさか手を振るなんて。

振り返りながら女の子は小さな右手を振っていた。

嬉しくなってこっちも大きく手を振った。

可愛いかった。

僅かな時間だったが少しの間幸せを感じさせてくれた女の子。

いつの頃からだろう。小さな子供がかわいく感じるようになったのは。

きっと姪っ子に好かれるようになってからかもしれないな。

姪っ子は丁度あの子と同じぐらいの年の頃から私に良くなつき、いつも一緒に遊んでいた。

小さな手がとてもかわいくて、くりくりと良く動くきれいな瞳がかわいくて、私の膝の上で私がかまってあげないといつも頭をぐりぐりとあごに押し付けてきた。

その柔らかい髪の毛もまたかわいらしくてたまらなかったな。

でもたまに鼻くそを私に擦り付けてきたが。

その姪っ子も二十歳になり先日家に来た時私に向かって、今時の若者が良く使う語尾を上げる言い方で「終わってんじゃねぇ」と言っていた。

変わってしまった。あんなに可愛かったのにな。

残念だ。



お昼になったら快晴になり少し暑くなってきた。ベランダに洗濯物を干したらカメムシが飛んできた。調べたら白い物に寄ってくるそうだ。

それにしてもカメムシが多いな。

虫よけスプレーでも買ってくるかな。




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