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はじかれ人の呟き

社会からはじかれ、健康にも見放され、孤独を生きる。

近所の人と30年ぶりに会話した

近所で亡くなられたお婆さんの家に両親と線香をあげに行ってきた。

なぜそのようなことになったかというと、朝早く母がごみを捨てに行った時に偶然その息子さんに会いお婆さんが亡くなったと直接聞いてきて、それならばお線香をあげさせてくださいとお願いしたことでそういうことになった。

初めは両親だけで行くことになっていたが私も何回もそのお婆さんを目にしていたので行きたくなり、みんなで行くことにした。

初めて入る近所の家、少し緊張して玄関を入り中を見たら、造りはうちと同じだった。

息子さんは私が来たことに少し驚いていた。

その息子さんと会話をしたのはもう30年も前の事だ。

何を話したかは覚えてはいないが、たぶん他愛もない世間話だったのだろう。

それからは挨拶だけはしていたがお互い車通勤だったので話す機会がなかった。

息子さんは今年の1月に60歳で定年を迎え、今は週に4日働いてると言っていた。

お悔やみを言い少しだけ世間話をして線香をあげさせてもらった。

やはり息子さんは少しまいっている様子だった。

突然の出来事だったのだからそうなるのは当たり前なのだろう。

お婆さんは転んで胸を打ち息子さんが病院へ連れて行こうとしても頑なに拒んでいたそうだ。

病院へ行くくらいなら死んだ方がいいとも言っていたそうだ。

周りからしてみればもっと長生きしてほしかったのだが、本人はもう生きる気力がなくなっていたのかもしれない。

少し悲しい気もしたが、それでよかったのかもしれない。

死因は肺炎だったそうだ。

お婆さんは89歳だった。大往生と言っていい。

帰ってきて両親とも線香だけでもあげる事ができて良かったと呟いていた。

私もそうする事ができて本当に良かったと思う。

2月24日の日曜日の朝、最後のお婆さんの姿が今でも目に浮かぶ。

道端のコンクリートの台でもの悲しそうに座っていた姿。

その時にはもう死を覚悟していたのかもしれない。



ご冥福をお祈りいたします。





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