はじかれ人の呟き

社会からはじかれ、健康にも見放され、普通じゃない生活の記録。

兄からの電話

久しぶりに兄から電話があった。

丁度お昼ご飯を食べようとしたところ母の携帯電話が鳴った。

母が電話に出た。

久しぶりだ。

もう3か月も連絡がなかった。

コロナを心配しての電話だった。

うちでは大丈夫だと言って兄の家族の事を聞いた。

甥っ子も姪っ子も全員コロナにはかかっていなくて元気だと言っていたそうだ。

途中で私に代わり兄と話した。

あまり兄との会話は得意ではない。

兄が結婚して出ていくまで全く話などしたことがないほどだったから。

それでも各々の近況を話した。

自分は相変わらずだということで兄の仕事について聞いてみた。

今は前橋から転勤になって港区で働いているそうだ。

近くのマンションに一人で住んでいると言っていた。

相変わらず仕事が嫌だと言っていた。

通勤電車も混んでいるのでコロナが怖いそうだ。

それでも定年まであと3年は頑張ると言っていた。

兄は高卒だが大企業に就職でき年収は35歳からずっと1000万円を超えている。

もう20年も前の話だがたまたま私の営業区域へ来たことがあってお昼をご馳走してくれたことがあり、その時に夏のボーナスの明細を見せてもらったことがあった。

何と額面で150万円だった。

当時私の夏のボーナスが50万円だったから3倍だった。

しかし転勤が多く、26歳で家を買ったのにほとんど住んでいない。

単身赴任ばかりしている。

千葉、静岡、群馬、栃木、神奈川、そして今東京だ。

やっと本社に戻れたと喜んでいたが、社長が交代して給料が減ったそうだ。

高卒の兄は煙たがられている。

他の社員はみんな大卒で東大、早稲田、慶応、法政、中央、一橋といった一流大学卒とのこと。

ちなみに今度の社長は東大卒の官僚からの天下りらしい。

兄は最近風当たりが強くなったと言って仕事が嫌になっている。

前に母に「もう仕事を辞めたい」と言ってきたことがあった。

その時母は「もうやめちゃえ!」といったそうだ。

もう子供3人は働いているし家のローンもないから。

そう言ったのだが兄はまだ働いている。

母に言われて気が楽になり仕事は適当にやって定年までのさばると決めた。

目指すは退職金だそうだ。

高卒の兄でも2000万円を超えるそうだ。

それを貰ったら家を増築して新しいバイクを買いたいと言っている。

相変わらずの暴走族だ。

兄は高校の時は関東でかなり大きな暴走族に入って毎週土曜日にはみんなで夜中走り回っていた。

母はよく高校の先生に呼び出され兄の事で怒られていた。

そんな兄が人生では成功した。

同窓会でもみんなに驚かれているほどだ。

世の中奇跡って本当にあるんだと兄が身をもって証明してくれた。

うちではいつも兄から電話があるとそういう話をしている。







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